
2026年9月、宮城県内で初めて「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」罹患者が確認されました。
この病気は、SFTSウイルスによる感染症で、主にウイルスを保有するマダニに刺されることで感染します。
これまで西日本を中心に報告されてきた感染症ですが、近年は感染が確認される地域が広がっており、今回、宮城県でも初めて患者が確認されました。
【人ではどんな症状が出る?】
SFTSに感染すると、
・発熱
・全身のだるさ
・食欲不振
・吐き気、嘔吐
・下痢、腹痛
などの症状がみられます。
血液検査では白血球や血小板の減少などがみられることがあり、重症化すると意識障害などの神経症状や多臓器不全を起こし、死亡することもある感染症です。
【犬や猫もSFTSを発症します】
SFTSは人だけの病気ではありません。
犬や猫もSFTSウイルスに感染し、発症することがあります。
発症した犬や猫では、
・発熱
・元気、食欲の低下
・嘔吐など
がみられ、猫では黄疸がみられることもあります。
厚生労働省によると、これまでに報告された発症例では、猫では約6割、犬では約4割が死亡しており、犬猫にとっても重症化する可能性のある感染症です。
一方で、SFTSウイルスに感染しても症状を示さない犬や猫も多いと考えられています。
【犬や猫から人に感染することも】
SFTSは「マダニに刺されることで感染する病気」というイメージが強いですが、それだけではありません。
SFTSを発症している犬や猫の血液や唾液などの体液に直接触れることで、人へ感染する可能性があります。
実際に、発症した猫に咬まれたことによる感染や、発症動物の体液との接触が原因と考えられる獣医療従事者の感染事例も報告されています。
そのため、SFTSの予防はワンちゃん・ネコちゃん自身を守るだけではなく、一緒に暮らすご家族を守ることにもつながります。
【大切なのはマダニ予防です】
厚生労働省でも、ペットへのダニ駆除剤の使用が推奨されています。
お散歩や外出から帰ったあとは、耳の周り、首、脇、足先などにマダニが付着していないかチェックしてあげましょう。
もし皮膚に食いついているマダニを見つけた場合は、無理に引っ張って取ろうとせず、動物病院へご相談ください。
「うちの子はマダニ予防をした方がいい?」
「どの予防薬を使えばいい?」
「いつまで予防すればいい?」
など、気になることがありましたらお気軽にご相談ください。
これを機会に、人と動物の両方を守るために、改めて愛犬・愛猫のマダニ対策を見直してみましょう。
※本投稿は、宮城県および厚生労働省が公表している情報をもとに作成しています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
しんつつみ動物病院
宮城県仙台市青葉区小松島新堤18-23
022-346-8101
診療時間:9〜19時(12〜15時は手術などがある場合休診になります。)
休診日:毎週火曜日のみ(土日祝日も時間変わらず診察しています。)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・